こんにちは。紅茶です。
今回は番外編!アニメのご紹介です。
2002年に放送していたかなり前の作品なのですが、私がこの作品を知ったのは昨年(2022年)の11月。
ツイッターでこちらの作品をおすすめしているツイートを見かけ、見てみたら見事沼落ちしました。
可愛らしいキャラデザ、少しダークな童話のような世界観、バレエの優雅さ、変身する可愛い女の子と恋愛模様…ハマる方はめちゃくちゃハマりそうな雰囲気の作品です。
ということで、今回ご紹介する作品はこちらです。
『プリンセスチュチュ』
プリンセスチュチュに変身して、王子様の心を取り戻す!
落ちこぼれの女の子が好きな人のために頑張る、泣ける名作バレエアニメ。
配信版
どんなアニメ?
基本情報

この作品は、アニメオリジナルです。
原案の伊藤さん
セーラームーンの作画監督やキャラデザ等もされています。
総監督の佐藤さん
セーラームーンやおジャ魔女どれみ等の担当もされています。
あらすじ紹介 & おすすめしたい方
バレエを題材にした作品。
不思議な街、金冠町。
(動物が言葉を話している上に、先生がネコだったり、クラスメイトの一部がワニやアリクイだったりする)
その街の金冠学園バレエ科に通う落ちこぼれの女の子、あひる。
王子様みたいなみゅうと先輩に憧れを抱いているが、どうやら彼には心がないようだ。
その寂しそうな瞳を見て、彼の役に立ちたいと願うあひる。
これは、プリンセスチュチュに変身して王子様の心を取り戻すお話。
・変身ものが好きな方
・バレエやクラシック音楽が好きな方
・美しい(鬱くしい)ものが好きな方
・ダークテイストな童話や御伽噺が好きな方
OP(オープニング)でビビッときたら
「KING AMUSEMENT CREATIVE」公式チャンネル様が、OPとED映像をアップしてくれています!
(ありがとうございます!)
このOPを見て、何かビビッとくるものがありましたら、絶対ハマると思います。
私はOPを見て(あ、これ私好きかも…)と思い、見始めました。
見て大正解でした。
静かに始まる曲、岡崎律子さんの透き通った優しい歌声、途中で流れる花のワルツのメロディー…
全て良すぎて、大好きです。何回も見ちゃう。
▼ OP
(EDも岡崎律子さんで、可愛らしい曲です。EDの方はリンクが貼れなかったので、こちらではOPのみ紹介します)
この作品の魅力
独特の世界観
外国のような可愛い街並み、愛らしいキャラクターデザイン、悲劇的で美しいストーリー、バレエやクラシック音楽による優雅さ…もはや芸術の域です。
先述しましたが、動物が普通に話している世界です。
もしそこが普通の人間だったら、同じストーリーでも違った作品に見えるかもしれない…と思うと、その不思議さがあってこその作品なのだな、と感じます。
また、曲とストーリーが同期されていたり、バレエの踊りが物語進行の明示をしているそうなのですが…私はその辺はよくわかりませんでした…(;_;)
逆に言うと、バレエやクラシック音楽に詳しくない人でも楽しめる作品です!
考察サイトはたくさんあり、検索すると色々な方の考察が出てきます。
興味のある方は、ぜひ見てみてください!
それぞれの苦悩する姿
心を持たない王子様、鳥のあひる、役立たずの騎士、悪役になりきれない女の子、人の心に興味を持った人形…
皆が完璧ではなく不完全で、悩み、迷い、揺れ動いています。
そこが魅力的で、悲しくも美しいんです。
キャラ達の懸命に運命に抗おうとする姿に、心打たれます。
紅茶の感想
1話を見た時は「よくわからないけど、なんか雰囲気が好き」という超漠然とした気持ちでしたが、全話見終わった時には見事に沼っていました。
可愛らしい絵柄や変身ものということで、子供向けアニメのように見えますが、内容は大人向けです。
バレエに興味が出てきた
私はバレエに疎いです。
踊り方や用語も知りませんし、もちろん、公演も見に行ったことなどありません。
それが、チュチュを見てバレエに興味を持ち、人生で初めてバレエ講演を観に行ってきました。
観たのは「くるみ割り人形」。
予習もなしに観に行って来たのですが…こんな美しい世界があるんだ!と感動しました。
月並みの感想しかできませんが、すっっっごい綺麗でした。
新たな扉開きそうです。
チケットそこそこのお値段しますので頻繁には行けませんが、別の作品も観に行きたいなぁ。
こうして、作品を通して色々なジャンルに興味が持てるって、いいなぁと思います。
読書だけではなくて、アニメでもゲームでも、様々なところから興味の幅が広がりますね。
皆様も新たな扉、ぜひ開いてみてください!
CD買いました
全曲集発売しています。


CD6枚組という超豪華さ!
収録曲を見るとわかるようにほぼクラシック曲CDです笑
OPとEDも収録されています!


皆様もぜひ『プリンセスチュチュ』をお楽しみください!
※以下はネタバレ含む感想ですので、お気をつけください。
ネタバレ含む感想
ストーリーとキャラについて思うこと
ストーリーについて
「登場人物達は物語に沿って動いている」「物語と現実が混ざり合う」「そして登場人物達が物語に沿って動いているのに気がついている」という設定がまず面白いなと。
メタ的な位置からキャラを俯瞰できる作品も珍しく、斬新で楽しかったです。
また、想像していた結末とは違い、いい意味で裏切られました。
あひる
聖母すぎる。
最終話、思っていた展開と違い、これあひるちゃん悲しすぎないか…と思ったりもしたのですが、あひるちゃんから見るとこれは「ハッピーエンド」なのだろうなと。自分のことよりも、人のことを優先する優しい子だったので…だったらもう何も言えません…。この心の綺麗さ、憧れます。
るう
24話の最後のセリフでボロ泣きしました。
悪に染まりきれない優しさ、悲しい過去、愛を求める姿…悪役なのですが憎めない、魅力的なキャラでしたね。
心がないみゅうとと側にいる時の「今が完璧ではないけれど、変わりたくない(変わったら、大切な人が離れていってしまうかもしれない)」という不安、少し共感できる部分があります。一途に王子を思う気持ち、素敵でした。
ふぁきあ
序盤のふぁきあは「儚げな美少年に執着して支配しようとするヤバい男」に見えて、いろんな意味でドキドキしていました。まさか中盤あたりからあんなに株を上げてくるなんて…作中一番株が上がったキャラです。卵の章ラストの戦い、かっこよかったです。
みゅうと
儚げ美少年。もはやヒロイン。
いろんなことされて、モテる男は大変だなという印象…頑張れ…
エデル
推しです!
例えそれが彼女の役割だったとしても、あひるちゃんが悩んでいるときに背中を押しにきてくれるエデルさんが好きでした。そして、それを通して、人の心に興味を持ち始めたのが尊いです。彼女の最後のシーンがもう…もう…。大好きです。
うずら
推しです!可愛すぎる。
色んなことに興味を持って動き回る姿は、彼女の前の姿を思うと心が締め付けられます。
あひるちゃんのことが大好きで、後をついて回ったり、心配してくれたり、彼女ともっと一緒にいたくて、彼女のことを思って泣く姿は本当に尊い。うずらちゃんはうずらちゃんとして大好きですが、エデルさんとの組み合わせも勿論大好きです。
ドロッセルマイヤー
悲劇が大好きなおじいさん。毎回楽しそう。
しかし、悲劇は人の心を惹きつけるものであり、そうした作品を好んでしまう私がいるのも事実…気持ちはわからなくもない…けどやめてくれという気持ち…。
ネコ先生
このラインナップに並べていいのか悩みましたが、大好きなので笑
めちゃめちゃいいキャラですよねぇ…毎回「結婚してもらいますよ!」を楽しみにしている自分がいました。なんだかんだでいい先生ですよね。普段は落ち着いた声で素敵です。
以上です!
ここまでお読みいただきまして、ありがとうございました!
それでは、またどこかで〜(・v・)ノシ