こんにちは。紅茶です。
今回ご紹介する本はこちら。
『親は選べないが人生は選べる』
どんな本?
基本情報
内容紹介 & おすすめしたい方
精神科医である高橋さんによる本。
親子の関係は、その子の将来にどう関与してくるのか。
赤ちゃんの頃の「愛着期」から始まり、「イヤイヤ期」「思春期」「成人期」など細かく掘り下げながら、「親との離れ方」を指南している。
・親子間で思うところがある方
・子どもに関わる仕事をされている方
・漠然とした不安を感じている方
読みやすさ
少し専門性のある話です。
例えばボウルビィの「愛着理論」やエリクソンの「基本的信頼」など、専門的な言葉が使われていたり…
ですが、わかるように説明しながら進めてくれるので、安心して読み進められます。
この本の魅力
悩みの正体に近づける
生きていると悩みってたくさん出てきますよね。
ネタバレになってしまいますが…
あらゆる悩みは「規範が守れない=人との繋がりがなくなるかもしれない(独りになってしまう)=生きていけない」というものにより発生するそうです。
この本を読むとその意味もわかり、漠然とした不安の正体に気がつくかもしれません。
子どもだけでなく親にもおすすめ
タイトルを見ると、親と衝突している子どもが読む本…のように見えますが、親にも読んでもらいたいなと思える内容でした。
子どもと関わるお仕事をされている方(保育園や小学校など)にも、ぜひ一度目を通してもらいたいです。
きっとお仕事の中で役立つこともあると思います。
いつ読んでも遅くない
「もういい大人だし、今更この手の本を読んでもね」と思われる方、もしかしたらいらっしゃるかもしれません。
何歳で読んでも遅くないと思います。
確かにすぎたことは取り返せませんが、未来を変えることはできます。
もし親子間で何か思うところがあるようでしたら、心を癒す手助けをしてくれる本です。
紅茶の感想
なかなか挑発的なタイトルですよね。親側から見ると「むっ」とするか、ちょっと悲しくなるのでは…。
(私は親ではないので、想像ですが…)
内容は挑発的なものではなく、誰を責めるわけでもなく、淡々と事実が述べられていました。
悩みの気づき
本書を通して、色々と気がつくことがありました。私は「人に甘える」ということが昔から苦手だったのですが、それが私の悩みの根源になっていたのかもしれないなぁと思います。
基本的に人を信頼していなかったのかもしれません。
(周りに「悩みあったら言ってね」「頼ってね」と言っていただいても頼れなかったり、全て自分の力で解決しようとしたり、自分の意見を言えなかったり…)
そこを変えると、また違った世界が見られるのかな?この緊張感が解れていくといいなぁ。
私と同じ悩みを抱えている方は、ぜひ一読をおすすめします。
お互い、生きやすくなるといいですね。
余談ですが、「おわりに」に「人は経験したことのない死をなぜ恐れるのか」という話があったのですが、納得いく意見で面白かったです!
皆様もぜひ『親は選べないが人生は選べる』をお楽しみください。
ありがとうございました。それでは(・v・)ノシ