【本紹介&感想】虫が苦手な方へ『虫ぎらいはなおるかな?』

こんにちは。紅茶です。

今回ご紹介する本はこちら。

虫ぎらいはなおるかな?

虫嫌いを克服したい方へ!
虫嫌いな著者と一緒に、少しずつ歩み寄ってみませんか?

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目次

どんな本?

基本情報

著者   … 金井真紀さん
発売年月 … 2019年5月
出版社  … 理論社

ページ数 … 160ページ
ジャンル … 実用書(生物)

内容紹介 & おすすめしたい方

文筆家である金井さんの、虫嫌いな方へ向けて書かれた実用書。
金井さんは虫が苦手なのだが、克服するため虫に関する仕事をしている方々にインタビューをしていくことに。

子供と虫の関係を調査している大学准教授や、虫のオブジェを作るアーティスト、昆虫園の飼育員さんなどなど…

読めば、虫との距離が少し縮まること間違いなしの一冊。

おすすめしたい方

・虫が嫌いな方
・虫への苦手意識を和らげたい方
・お子さんがいらっしゃる親御さん


読みやすさ 

文字が大きく、ページ数も少なく、とても読みやすいです。間に著者のイラストも挟まれています。

また、漢字には振り仮名がふられているので、虫が苦手なお子さん(小学校の高学年くらい〜)にもおすすめです。

この本の魅力

虫嫌いな著者によるインタビュー

もし仮に、虫好きな方によるインタビューだったら、虫嫌いな読者はついていけず置いていかれてしまったのでは、と思いました。

ですが、本書は虫嫌いな著者のインタビュー。
だからこそ、虫嫌いな方でも抵抗感がなく読み進められます

インタビュイーの多様な考え

本書では、7人の方々にインタビューを行っていますが、全員が全員虫好き!というわけではありませんでした。

また、飼育員やアーティスト、認知科学の専門者など、職業も様々です。

そのおかげもあり、色々な視点で虫について考えられました

虫についての見方が少し変わる

読了後、虫嫌いが完璧に克服されました!…なんてことはもちろんありません。

ただ、虫を愛している人もいるのだとか、実は可愛いところもあるのだとか気が付いたり、何故こんなに虫が苦手なんだろうということがわかれば、少し虫に対する見方が変わってきます

紅茶の感想

私は虫が苦手です
ですが、ずっと「虫が気持ち悪いから命を取る」ということには抵抗感がありました。

食べるなどの目的もなく、ただ目の前にいたし気持ちが悪いからというだけで命を取るのは、何だか忍びないです。

そういうわけで、家に虫が出たときは心臓をバクバクさせながらも、なるべく傷つけずに外に出しています。
(本当は外に出さずに一緒にいられたらいいのですが、そこは許してください…)

そういう自分の決まりを持っているため「虫が苦手だと面倒だ。何とか虫と仲良くなれないかな」と本書を手に取りました。

子供の頃へ戻ったかのよう

知らなかったことをたくさん知れました。

今は嫌われているゴキちゃんが昔は豊かさの象徴だったとか、虫を追い払うためにお札を貼る伝統行事があるとか、日本と海外では虫に関する考え方が違っていたとか…面白くてびっくりしました


虫の世界も奥が深いです
まだまだ知らないことだらけで、何だか子供の頃のワクワクが戻ってきたかのようでした。

虫に会える夏が楽しみになったような、やっぱりちょっと怖いような…笑

皆様もぜひ『虫嫌いはなおるかな?』をお楽しみください。

最後に、私の心に残った言葉を引用しておしまいにします。

ありがとうございました。それでは〜(・v・)ノシ

「あのね、虫って無防備に寄ってくるでしょう。それが気持ち悪いんじゃないかなぁ」

金井真紀『虫ぎらいはなおるかな?』(理論社、2019年)P.117より
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