こんにちは。紅茶です。
今回紹介するのは、私の大好きなシリーズものの小説です!
Amazonのprime会員の読み放題にあった作品で、暇つぶしに〜、となんとなく読んでみたらもう面白くて、最終巻まで夢中になって読ませていただきました。
(読んだのは2年前程で、今は読み放題にあるかわからないので、気になる方は確認してみてください…!)
ということで、今回ご紹介する小説はこちら。
廣嶋玲子さんの『妖怪の子預かります』です。
どんな本?
基本情報(文庫版)

シリーズもので、全10巻で完結しています。
続編に「妖怪の子、育てます」シリーズがあります。
あらすじ紹介 & おすすめしたい方
江戸の太鼓長屋に2人で住む養い親の青年”千弥”と、親のいない少年”弥助”。
ある日、弥助が森で見つけた石を割ってしまう。
実は、その石は子妖怪預かり屋を営む妖怪”うぶめ”の住処であった。
ショックで家出してしまったうぶめが戻るまで、なんと弥助が子妖怪預かり屋をやることに!
夜な夜な個性豊かな子妖怪たちが預けられ、振り回されて大変な日々が始まる…
妖怪が可愛らしく、時に恐ろしく描かれた、ドタバタ楽しいお江戸妖怪ファンタジー。
・和風なお話が好きな方
・ファンタジーが好きな方
読みやすさ
巻によって本の分厚さは異なりますが、基本そこまで分厚くありません。
難しい言葉もなく、比較的読みやすいです。
この本の魅力
ストーリーがコミカルで面白い
何よりもストーリーが面白いです。
妖怪に面識がないのに、突然妖怪の世話をするのですから、わからないことだらけ!
コミカルで読みやすいところも、魅力の1つです。
キャラクターが個性的で可愛らしい
妖怪というと怖いイメージですが、登場する妖怪のほとんどが可愛らしいです。
(一部、怖いのもいます…!)
もちろん、人間も魅力的です。
ちなみに、メインの登場人物2人はこんな感じ。
- 弥助
何故か千弥としか口が聞けない少年。
家事のスキルが抜群で、結構世話焼き。 - 千弥
誰もが息を呑むほどの美しい青年。
目が見えないようで、いつも目を閉じている。
落ち着いていて頼りになるが、弥助のことしか頭になく、甘やかしがち。
なかなか癖が強いのですが、だからこそ読んでいて楽しいです。
この2人にも負けないくらい個性の強いキャラクターがたくさん登場します。
文庫版以外にもあります
児童書版
読みやすく、お子さんにもおすすめです!
上記で紹介しているのは文庫版ですが、児童書版もあります。
文庫版も子供でも楽しめると思いますが、少し大人向け。
小学生くらいであれば、読むのはまだ少し難しいと思いますので、児童書をおすすめします。
児童書版の特徴はこちら。
・対象年齢は小学4年生〜
・挿絵あり
・ふりがなつき
・文字が大きめ
・文庫版よりも表現が優しい
児童書の1巻のみのバラ売りです。
気になるけど、いきなり全巻はちょっと…と、様子を見てみたい方におすすめ。
児童書の全巻セットです。
漫画版
漫画から入るのもアリ!
なんと、漫画版も発売中です。
2巻で完結しており、内容的には小説の1巻の部分にあたります。
森野きこりさんによる美麗なイラストです。
私の推し、千兄(千弥)がまつげばちばちで美しくて、心臓射抜かれました。
この小説が好きな方は必見です。
もしくは、漫画から入るというのもアリだと思います。
紅茶の感想
もう本当に大好きなシリーズです!
寝る間も惜しみ、一気に読んだ巻もあります。それくらい面白くて、夢中になれる小説でした。
本作は巻それぞれに新しい妖怪が登場して、登場人物がたくさんいます。
みんな魅力的で、好きなキャラがたくさんいるのですが、やっぱり千弥と弥助が好きです。
そしてもちろんストーリーも良い!
ファンタジーというとドラゴンとか魔法とかのイメージがあったのですが、和風もいいなぁと思うきっかけになりました。
アニメ化希望
同じ著者である廣嶋さんの『ふしぎ駄菓子屋 銭天堂』という作品はアニメ化しています。
なんでも、第3回「小学生がえらぶ!“こどもの本”総選挙」で第1位という人気ぶり!
(西武園ゆうえんちとコラボもしていたようで、一時「ここは、幸運なお客様だけが辿り着ける、駄菓子屋でござんす!」から始まるCMを毎日耳にしていました。笑)
ですので、『妖怪の子預かります』もいつか…と密かに期待しています。何卒…!
皆様もぜひ『妖怪の子預かります』をお楽しみください。
ありがとうございました。それでは〜(・v・)ノシ