【本紹介&感想】希望が溢れる『希望ヶ丘の人びと』

こんにちは。紅茶です。

今回ご紹介する本はこちら。

希望ヶ丘の人びと

子育てを奮闘する父親が魅力的!
家族の温かさが感じられる、希望の溢れる小説です。

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目次

どんな本?

基本情報

著者   … 重松清さん
発売年月 … 2015年11月
出版社  … 講談社(文庫)

ページ数 … 400ページ(上)
        432ページ(下)
ジャンル … 小説(日常)

あらすじ紹介 & おすすめしたい方

2年前に妻に先立たれた田島。

中3の娘・美嘉と、小5の息子・亮太を連れ、妻のふるさとのニュータウン「希望ヶ丘」へ戻ってきた

ここから再出発だ!
…と思ったものの、新しく開いた塾には生徒が集まらず、亮太は亡き母の思い出を探し続け、美嘉は学校に馴染めない。

しかし、妻の故郷で、妻の同級生や知り合いに出会い、家族が少しずつ前進していく。

これは、家族の温かさが書かれた、希望の溢れる物語

おすすめしたい方

・スカッとしたい方
・心温まるお話が好きな方
・子供との関係に悩むお父さん


読みやすさ

上下巻合わせると832ページありますので、少し長め。

ですが、マンガを読んでいるかのような感覚で、サクサクと読めます。

この本の魅力

頑張る父親の姿

本作では、頑張る父親に焦点が当てられています。

お母さんが読んでももちろん面白いですが、もしかしたら、お父さんにより響く内容かもしれません。

希望に溢れている

どんなに「落ちこぼれ」と言われようとも、「ふつう」から外れていようとも、自分で前を向いた時から人生はやり直せる

人生には「希望」が溢れている。
そんな前向きな気持ちにさせてくれるお話でした。

家族の温かさ

本作では、様々な家族の形が描かれています。

それぞれ形は違えど、家族を大切に想っているのが伝わってきて、優しい気持ちになれます。

紅茶の感想

自分も頑張ろう!と気持ちを鼓舞してもらいました


ところどころに昭和の青春も詰まっています。

そういえば、私の両親も昔は子どもだったんだよな、青春があったんだよな、と当たり前のことをふと思いました。

狭間を生きている

子どもの話と大人の話、どちらも描かれています。

私は、数年前であれば「子ども」の話に共感していたと思います。

でも「子ども」の話は、きっともう私のものではない気がしました。

とはいえ、「大人」の気持ちも、私にはわからないことも多い。
どちらにも行けず、狭間を漂っているなぁ〜と感じます。

年齢的には立派な大人なのですけれども…
大人になりつつも、子どもの気持ちも忘れたくないです。

皆様もぜひ『希望ヶ丘の人びと』をお楽しみください。

最後に、私の心に残った言葉を引用しておしまいにします。

ありがとうございました。それでは〜(・v・)ノシ

子どもの『もしも』は未来に向いてる。可能性だ。もしもボクに翼があったら、もしもタイムマシンがあれば、もしもJリーガーになれたら……ってな。でも、おとなの『もしも』は過去にしか向かわない。後悔や愚痴だ。もしもあのとき、ああしていれば、もしもあのとき、ああしてなければ……ってことだろ?

重松清『希望ヶ丘の人びと(下)』(講談社、2015年)P.149より
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