【本紹介&感想】孤独を求めて『スマホ時代の哲学』

こんにちは。紅茶です。

今回ご紹介する本はこちら。

スマホ時代の哲学

いつでもどこでも繋がっているのに満たされない。
スマホ時代を生きる私たちが、自分と向き合うための一冊です。

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目次

どんな本?

基本情報

著者   … 谷川嘉浩さん
発売年月 … 2022年11月
出版社  … ディスカヴァー・トゥエンティワン

ページ数 … 312ページ
ジャンル … 哲学

内容紹介 & おすすめしたい方

私たちは、スマホを通していつでもどこでも世界中と繋がれる。
寂しさや不安、退屈を埋めるため、常に刺激を求めてスマホに手を伸ばす。

そうして忙しく過ごしているうちに、私たちが失ったものはなんだろう?

君たちは自分を忘れて、自分自身から逃げようとしている

本書は哲学を通して、自分の「孤独」と向き合うための一冊。

おすすめしたい方

・忙しく過ごしている方
・何かが足りない気がする方
・スキマ時間があるとスマホを触ってしまう方

読みやすさ 

読みながら何回も立ち止まり、頭も使ったので、読みやすくはなかったです。
ですが、それがこの本の良さでもあります。

私は哲学について詳しくありませんが、問題なく読めました。

(余談ですが、「エヴァンゲリオン」のシーンを用いた解説もありますので、お好きな方はわかりやすいかもしれません。)

この本の魅力

自分を疑うために

皆さんは「自分は大丈夫」と思っていませんか?
「常識は疑わないと」と言いながら、自分のことは微塵も疑っていない。

まさに自分のことで、ウッとなりました。
そのつもりはなかったのですが、言われてみると確かに…と思います。

本書では「ゾンビ映画ですぐに死ぬやつ」と例えられており、面白かったです。

自己完結」で終わらせないために、(いい意味で)自分を疑わせてくれる一冊です。

すぐにわからない魅力

私は普段「わかりやすい」「スッキリする」ものを好んでいるため、本書は難しく感じました。

すぐに答えが出るわけでもないし、うまく飲み込めなかった部分もあります。
でも、これまでになかった新しい道が見えた気がします。

私と同じような方は、本書をお手に取ってみると、きっと新たな道が見えてきます。
「寂しさ」による忙しい手を一度止めさせてくれて、自分と向き合えるように手解きしてくれる本でした。

紅茶の感想

この本をブログに書くべきか悩みました。
ここに書くよりも、一人でじっくり考えた方がいいかな、と…

少々微妙な気分ですが、いい本だったので紹介させていただきました。

上記でも述べましたが、いまいち飲み込めていない部分が多いです。

間違っているかもしれないですし、読み返しているうちに意見も変わるかもしれませんが、そこはご了承くださいませ。

自分と向き合うために

私は自分の「寂しさ」を自覚していながら、どうすることもできませんでした。
(この気持ちはスマホを手にして加速しましたが、もっと前からあった気がします。)

「何かが足りない」「一人になりたくない」「もっと毎日充実させないと」と焦り、人に依存する日々。

苦しいけれど不安でやめられず、悪循環に陥っていました。
自分から目を逸らしていたのかもしれません。

「本当の自分」というものがあると思い込んでいましたが、そんなものはないのにも気がつきました。
自己啓発がお好きな方も、本書を読んでみると新たな気づきがあるかと思います。

「モヤモヤ」と共に

「モヤモヤ」は良くないと思い込み、「スッキリ」させようと自分の考えにねじ込んでみたり、忘れようとしたり…

「自分は正しい」と思っていたつもりはありませんでしたが、「自分は間違っているかもしれない」と思うと、「モヤモヤ」しました。

普段ならスマホを触ったり、別の刺激に触れたりしてすぐに忘れて終わりですが、今回は「モヤモヤ」を連れて行こうかなと思います。


他にももっと思ったこともあるはずですが、うまく言葉にできません。
それに、本書の内容を「自分のわかる範囲」に落とし込んでいるかもしれないので、ズレたことを言っているかも…


う〜ん、難しいです( ; >_<)
ですが、面白い本でした!



皆様もぜひ『スマホ時代の哲学』をお楽しみください。

最後に私の心に残った言葉を引用しておしまいにします。

ありがとうございました。
それでは〜(・v・)ノシ

現代人は自己完結している

谷川嘉浩『スマホ時代の哲学』(ディスカヴァー・トゥエンティワン、2022年)P.32より
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