こんにちは。紅茶です。
今回ご紹介する本はこちら。
『ロバートの元ストーカーがテレビ局員になる。〜メモ少年〜』
どんな本?
基本情報
内容紹介 & おすすめしたい方
小学5年の時、何気なく借りたお笑いトリオ”ロバート”のDVDでロバートにハマった篠田さんことメモ少年。
そこからロバートを追いかけ、ライブへも行き始める。
ライブ中にメモを取っていることもあり、ロバートにも認知され「メモ少年」と呼ばれるように。
そして何度目かのライブの際に「俺らのマネージャーになったら?」という一言をもらい、メモ少年の人生が大きく変わり出した。
ロバートへ近づくため、進学校を目指し猛勉強、大学の学祭でロバートを呼ぶため実行委員になったり、テレビ局に入社したり…
引っ込み思案だった少年の人生を大きく変えた、ロバートへの愛がたくさん詰まった一冊。
・推しがいる方
・目標がある方
・やりたいことがある方
動画版
▼こちらの動画の内容をより詳しく掘り下げているのが本書ですので、動画を見て興味が湧いたらぜひ本書をお手に取ってみてください。
本書の著者であるメモ少年と、ロバートの秋山さんが出演されています。
(▼こちらもおすすめです)
読みやすさ
少し文字が小さめかもしれません。
結構ぎっしり文字が詰まっているように見えますが、読みづらい部分はなく、サクサクと読めます。
ロバートに詳しくない方でも、問題なく楽しめます。
この本の魅力
好きなことに全力な姿が魅力的
一つのこと(ものでも人でも)に全力をかける人って魅力的ですよね。
しかも、メモ少年は「ロバートと一緒にものづくりをしたい」を自分の力でしっかりと叶えています!
愛も行動力もすごくて、ただただ感服し、生き方に憧れました。
夢や目標がある方は、本書で背中を押してもらえることと思います。
ロバートに詳しくなれる!笑
読み終わってからロバートのコントや動画をいくつか見ました。
見事にメモ少年にロバートを布教されています。笑
▼こちらはメモ少年がロバートにハマるきっかけになった「トゥトゥトゥサークル」というコントです。
面白いので、ぜひご覧ください。しばらくリズムが頭から離れなくなり、ついこのリズムで話してしまいます。
紅茶の感想
オタクの憧れが詰まっている本だなぁと思います。
幼い頃から推しを一途に追いかけ、しかも推しと一緒に働くだなんて憧れませんか?
一途に追いかけてきたメモ少年も、飽きさせずにずっと活動を続けて、少年にあそこまで力を与えてくれたロバートもすごいです。何か、誰かに、熱中できるって素晴らしいし羨ましい。
私自身は本書にも登場する「はねトび」や「ポケモン☆サンデー」も見ていました。
ロバートは好きでしたがそんなに詳しいわけではなかったので、楽しく読ませていただきました。
ずっと好きでいること
本書で心に残ったこの2つ。
”この仕事に就いて、好きを継続させる側のすごさというか、ずっと愛される番組を作ることは本当に難しいことだと実感しています。芸人さんも同じで、ずっと応援してもらう、好きでいてもらうことは容易ではないと思います。”(P.179)
”もし、ロバートがこんなに活躍していなかったら、ずっと好きでいることはできなかったかもしれません。好きをどんどん更新できたから、飽きる瞬間がありませんでした。”(P.180)
本当にそうだなと共感しました。
好きだなと思ってもすぐ飽きるものもあれば、10年以上好きが続いているものもある。
「これ以上のものはないな」と思っていても、推しはどんどん好きを更新してくれる。
それに、コンテンツが続いていること、推しが活動してくれているのは当たり前じゃなくて、本当にありがたいことなんだなと。(最近、小さい頃から見てきた大好きなアニメ「ポケモン」のサトシやロケット団たちが引退することになったので心からそう思います…)
と同時に、この好きという熱量をメモ少年のように何かに活かせないかな、なんて思いました。
好きなことへの熱量をバネに進んでいけるなんて、ワクワクしますね。
皆様もぜひ『ロバートの元ストーカーがテレビ局員になる。〜メモ少年〜』をお楽しみください。
最後に、私の心に残った言葉を引用しておしまいにします。
ありがとうございました。
それでは〜(・v・)ノシ
推しがいることは、人生において原動力になる。
篠田直哉『ロバートの元ストーカーがテレビ局員になる。〜メモ少年〜』(東京ニュース通信社、2022年)P.184より