こんにちは。紅茶です。
今回ご紹介する本はこちら。
『ゆるい職場 若者の不安の知られざる理由』

どんな本?
基本情報
内容紹介 & おすすめしたい方
2010年代後半に職場運営法の様々な改正が行われ、以前よりも働きやすくなった。
それなのに何故、若者たちは「働きやすい職場」を辞めていくのだろうか?
原因となる近年ならではの不安や悩みを、様々なデータを用いて紐解いていく。
将来に悩む学生から、転職したい若者、新人の離職に悩む企業まで、読むだけでも役に立つ一冊。
・高校生さん、大学生さん
・新人が辞めていき、困っている企業の方
・最近の仕事に関する社会の変化を知りたい方
読みやすさ
読みやすさ的には普通です。所々ビジネス用語が入ってきます。
この本の魅力
将来に悩む学生さんに
日本の学生は、キャリアを選択するのが遅いという問題があるそうです。
“日本の大学生に、大学前期(2年次)までに卒業後の進路を決めていたかを調査したところ、決定していた人は15.8%に過ぎなかった。大学進学時は言わずもがな、就職活動に至るまで、自身のその後のキャリアに対して無頓着な状態で、事実上キャリア選択が先延ばしされているのだ。“(P.239より)
「やりたいことも分からないのに、決められないよ」という意見もありそうですが、だからこそ本書を読んで色々と考えてみるのもおすすめです。私は本書を学生の時に読みたかったです。
企業にも役立ちます
「若手がすぐに辞めていく…」「最近の若者は…」という前に、ぜひ本書をお手に取ってみてください。
変わったのは「若者側」のみならず「企業側」も同じです。
また「若者が辞めていくのを黙ってみているしかないのか?」というと、そんなことはありません。
「こういう取り組みをしてみたらどうだろう」という提案や事例が載っていますので、参考になると思います。
紅茶の感想
転職するのには「業務内容がきついから」「人間関係がうまくいかないから」「給料が良くないから」など様々な理由があると思いますが、その一つに「職場がゆるいから」というのもあるのだなと、勉強になりました。
割とホワイトで待遇も悪くないのに「う〜ん、何か違うな」「本当にこのままでいいんだろうか」みたいな気持ちになること、確かにありました。
それから、データ比較で昔の働き方と今の働き方を比べる部分も多かったのですが、決して「昔の方が良かった、戻すべき」というような趣旨のことは述べていません。そこも好感を持てました。
社会の変化に置いていかれそう
短期間の間に、いろんなことが目まぐるしく変わっていきますね。
情報過多で、何を信じたらいいか分からなくて、流されて、自分を見失ってぼんやりと生きて、疲れたなぁと思うことも多々あります。
これからも、企業や社員のあり方や常識は日々進化していくのでしょうね。
すでに置いていかれている私ですが、頑張りたいです…( ; >_<)
変化が激しくて情報過多の現代に必要になるのは、どのように情報を扱うかだけではなく、自分の頭で考えて、行動することですね。…なんて簡単に言いますが、実戦は難しい。
情報を得ることも大切ですが、情報を得ただけで満足して終わらせないように、色々なことに挑戦することも、心がけてみます。(なかなか腰の上がらない「大きなこと」ではなく、「小さなこと」から)
皆様もぜひ『ゆるい職場 若者の不安の知られざる理由』をお楽しみください。
ありがとうございました。
それでは〜(・v・)ノシ