こんにちは。紅茶です。
今回ご紹介する本はこちら。
『生命とは何だろう?』
どんな本?
基本情報
内容紹介 & オススメしたい方
生物学者であり、広島大学大学院生物圏科学研究科准教授の長沼さんによる著書。
そもそもわれわれはどこから来たのか、何を持って生命というのか、生命の進化の過程など、生物学の観点から易しく解説されている。
・視野を広げたい方
・生物の進化に興味のある方
・「自分とは何だろう」と思ったことのある方
読みやすさ
タイトルや内容を見て「難しそう…」と思われるかもしれません。
確かに難しいテーマなのですが、難しい部分はなるべく省略し、一般向けにわかりやすく解説されています。
ページ数も短めです。
この本の魅力
視野が広がる
目の前のことで手一杯で「生命について」考える暇なんてない…
そう思う方にこそ読んでいただきたい本です。
今まで気にしてこなかったことに意識を向けることで、これまでの自分では気がつかなかったことに気がつくかもしれません。見える世界も変わってきます。
小中校時代の理科の復習になる
生物の誕生や進化の話など、おそらく小学校や中学校の理科の授業で習った内容だと思います。
(もうだいぶうろ覚えですので、多分で申し訳ないです…)
お恥ずかしながら学生時代は勉強をあまりしてこなかったのですが、そんな私でもわかる内容となっており、読みやすいです。
紅茶の感想
時々ふっと「私って何だろう?何のために生きてるんだろう?そもそも生き物って何なの?宇宙って?」と疑問が頭を埋め尽くすことがあります。
ですので、とても面白く読みました。
中でも、私たちの祖先であるホモ・サピエンスは、地球上で初めて「遊び」を覚えた(それまで地球上の生命体は生きるのに必要なことしかしてこなかったのに)という話が個人的に面白かったです。
正直言って、この本を読んでも「生命が何か」はわかりません。
ですが重要なのはそこではなく、そうしたことに関心を持つことに価値があるのだと思います。
この本はその足掛かりを築いてくれます。
皆様もぜひ『生命とは何だろう?』をお楽しみください。
最後に、私の心に残った言葉を引用しておしまいにします。
ありがとうございました。それでは(・v・)ノシ
進化は「結果」であって「目的」ではない
長沼毅『生命とは何だろう?』(集英社インターナショナル、2013年)P.76より