こんにちは。紅茶です。
今回ご紹介する本はこちら。
『今宵も喫茶ドードーのキッチンで。』
シリーズ第1段。本記事で紹介しているのはこちらです。
シリーズ第2段もあります。

どんな本?
基本情報
あらすじ紹介 & おすすめしたい方
賑やかな商店街を一本入った住宅街。
その路地の奥にある、木々に囲まれたおひとりさま専用カフェ「喫茶ドードー」。
「ていねいな暮らしに振り回された人」や「仕事の責任を背負って疲れてしまった人」など、日々の生活から逃げ出したくなった人たちがたどり着く、小さいけれど癒される空間…。
読んでいるとほっと癒され、心が柔らかくなる小説。
・日々に疲れた方
・癒しが欲しい方
・前向きな話がお好きな方
読みやすさ
全部で5話に分かれており、各話共に長くないのでサクサクと読めます。
この本の魅力
癒しの時間になる
読んでいるとゆったりとした気持ちになります。
最初は(何故一部の文章だけ敬語なのだろう…?)と思っていたのですが、最後に謎が解けました!
おしゃれで面白かったです。
変わった世の中ならでは
本作では、コロナで変わった世の中ならではの話になっています。
その時期を経験してきた私たちだからこそ共感できる部分がありました。
紅茶の感想
内容も勿論良かったですが、表紙もおしゃれで可愛らしい本でした。
作中に美味しそうなものが出てくると、私も作りたくなります。
最近は暑い日が続いておりましたが、今日は少し肌寒かったため、ココアを作って飲みました(*´ ▽ `*)
今、自分に必要なもの
「喫茶ドードー」のような喫茶店あったらいいなぁと思います。
”おひとりさまカフェ”っていいですね。そういうコンセプトのカフェ、本当にあるのかな?行ってみたいです。
店主の”そろり”さん、毎回深いことを言っていて「おぉ〜」となるのですが、最後何かをお客さんにあげようとして若干滑ってるのが可愛くて好きです。笑 そろりさんのゆる〜いところも魅力です。
ところで、何か悩みを抱えていたり、疲れている時って、それを解決するものに目が向くようになっているのでしょうか?例えばそんな時に本屋さんに行くと、不思議といい本に出会えたりします。
ですので、お悩みがあったりお疲れな方は、本作の「喫茶ドードー」のように素敵な物や場所に出会えるかもしれませんね。
皆様もぜひ『今宵も喫茶ドードーのキッチンで。』をお楽しみください。
最後に私の心に残った言葉を引用しておしまいにします。
ありがとうございました。
それでは〜(・v・)ノシ
「自分を取り繕ったり自慢をするのってパワーがいるんですよ。だからSNSなんかでそのパワーを真っ正面から受け止め続けるのってけっこう疲れるんじゃないかな、って。よそ見しているぐらいがちょうどいいんですよ。ほら、リスみたいにね」
標野凪『今宵も喫茶ドードーのキッチンで。』(双葉社、2022年)P.55より
「キノコには栄養もあるけれど毒もあるんです。あなたもいい顔ばっかりしていないで、たまには毒を吐いてみるってのはどうですか?」
標野凪『今宵も喫茶ドードーのキッチンで。』(双葉社、2022年)P.190より