【本紹介&感想】愛らしいカラス『カラスの教科書』

こんにちは。紅茶です。

今回ご紹介する本はこちら。

カラスの教科書

嫌われ者のカラス…実は可愛い一面も!
楽しみながらカラスに詳しくなれる一冊です。

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目次

どんな本?

基本情報

著者   … 松原始さん
発売年月 … 2016年3月
出版社  … 講談社(文庫版)

ページ数 … 368ページ
ジャンル … 生物学

内容紹介 & おすすめしたい方

皆様はカラスというとどんなイメージが浮かぶだろうか?
カアカアとうるさく、怖くて不吉で、ゴミを漁る迷惑な存在…

何かと忌み嫌われがちなカラスだが、本書ではカラスの様々な生態が語られており、カラスに対する意識を変えてくれる。

カラスが好きでもっと知りたい方にも、嫌いで対策をしたい人にも役立つ一冊。

おすすめしたい方

・鳥に興味がある方
・カラスが好きor嫌いな方

読みやすさ 

読みやすさ的には普通かと思います。

ページ数は少し長いですが、最後の4章(約65ページ程)は”一問一答+少しの解説”という形式になっており、サクサクと読めます。

この本の魅力

著者のユーモア溢れる語り口

読んでいてクスッとするような、ユーモア溢れる語り口。

それに加え著者の「カラスが好き」という気持ちが文から伝わってきて、読んでいるとカラスが愛おしくなってきます

カラスに詳しくなれる

カラスの生態から、特徴、好きな食べ物、カラス避け、神話まで、いろんな分野でカラスについて語られています

知っているようで知らないことが多くあり、勉強になりました。とは言っても、難しいところは一切なく楽しく学べます。

可愛い挿絵

本書の中には挿絵が使われています。
著者の松原始さんのデッサンのカラスと、カバーのイラストも描かれている植木ななせさんのイラストのカラス

文字だけだと疲れてしまうこともありますが、本書は頻繁に挿絵が挟まれており、癒されました

紅茶の感想

皆様はカラスお好きですか?
カラスというと嫌われ者なイメージがありますが、私は結構好きなんです。
特に深い理由はなく、シンプルにかっこいいし可愛いから…(*´ー`*)

ですので、この本を手に取りました。

カラスが好きとはいえ、全く知識はありません。
普段見かけていたのが「ハシブトガラス」か「ハシボソガラス」かなんて知りもしないし、そもそも違う種類がいるということすら知らないし、何を考えているのかなんてわかリませんでした。

読了して、カラスに詳しくなって、より愛おしさが増しました!
鳴き声が聞こえてくると「これはきっとハシブトガラスだ!」とわかって楽しいです。

ところで、普段はよく見かけると思っていたけれど、探してみると何故かあまりいなくて、本書を読み終わってから見かけていません。

せっかくなのでもっとカラスに会いたいし観察もしてみたいのに…普段はその辺に置いてあるけれど、必要な時に限ってない物とかありませんか?それに似た感覚です…。

賢いの基準は?

私の中で印象深かったのは「カラスの知能」という話でした。
カラスは賢いと言われるが、何を持って”賢い”と判断するのか?

本書の要約をすると、様々な実験を通して知能指数を調べることはできても、それは賢さの一要素であれど賢さそのものではない。我々はよく「テストの点数と賢さは違う」と言うだろう、と…。

なるほど確かに。では賢くみえるのはどうしてだろう?

人間にとって「賢く見える」ことが「賢い」の定義である。(中略)おそらくヒトの感じる「賢さ」はヒト自身が必要としてきた能力、すなわち、複雑な社会を維持し、非力な手足を補うための効率の良い方法を考え、そのために経験を記憶して理解し、計画を立てる、といった一連の能力を指すのだろう。”(P.193より)

カラス関係ない話になってきましたが、なるほどなぁと思ったので記載しました。


それとこれは余談ですが、カラスは真っ黒だけれど「太陽の鳥」なんだそうです。
何それかっこいい〜!と密かに興奮しておりました。笑

神話の話ですが「太陽の黒点にカラスが住んでいる」って遠い昔にどこかで聞いた気がして(デジャヴかな?)、懐かしい気持ちになりました。月にはウサギがいて、太陽にはカラスがいるんですね。面白いです!

皆様もぜひ『カラスの教科書』をお楽しみください。

ありがとうございました。
それでは〜(・v・)ノシ

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