こんにちは。紅茶です。
今回ご紹介する本はこちら!
『岩田さん 岩田聡はこんなことを話していた。』
どんな本?
基本情報
内容紹介 & おすすめしたい方
HAL研究所、任天堂の元社長の岩田聡さん。
そんな岩田さんの、ほぼ日刊イトイ新聞に掲載されたインタビューや対談、任天堂公式ページに掲載された「社長が訊く」シリーズの言葉が抜粋されている。
天才プログラマー岩田さんの考え方や価値観、経営理念などがぎゅぎゅっと詰まった一冊。
⚠︎本作は岩田さんご本人が書かれたわけではなく、ほぼ日刊イトイ新聞様がこれまでの言葉を集めてくださった本になります。
・ゲームが好きな方
・働く方にも学生の方にも

HAL研究所は「星のカービィ」や「MOTHER2」などが有名です。
任天堂は「マリオ」や「ゼルダ」などが有名ですね。
読みやすさ
文字の大きさもちょうど良く、詰まりすぎていないため、読みやすいです。
この本の魅力
有名な任天堂の社長の考え方
本書で述べられている考え方に一貫性があり、決してぶれることが無いため、安心して読めました。
岩田さんが特に大切にされていたのは「みんな(お客さんも社員も)がハッピーであること」
人が喜ぶことをするのが好きだったという岩田さんらしい、温かくて優しい目標です。
働く上で大切な経営理念にも多く触れられていますが、生きていく上で大切な人生論にも触れられています。
就職について考えている学生さんから、今まさに働いている方。ゲームをされている方から、ゲームはあまり興味がない方まで。多くの方に役立つ一冊です。
胸に響く言葉がたくさんある
私は読書中に気に入った部分があると、付箋をつけています。
本書は学べることが多く、気がつけば10程の付箋がついていました。
皆様もきっと、自分に響く箇所があると思います。
ここでは、私の気に入った部分を抜粋して3つご紹介します。
”人間はやっぱり、自分のやったことをほめてくれたりよろこんでくれたりする人がいないと、木には登らないと思うんです。”(P.18より)
”「なしとげること」よりも、「なしとげたことに対して快感を感じられる能力」が才能なんじゃないかと思うんですよね。いってみれば、ご褒美を見つけられる、「ご褒美発見回路」のようなものが開いている人。”(P.82より)
“仕様を決めるときに、ほんとうに大事なことは、「なにを足すか」じゃなくて「なにを捨てるか」「なにをやらないと決めるか」だというのをすごく実感しました。“(P.163より)
紅茶の感想
読み終わって、いろんな気持ちが押し寄せてきています。
最後に宮本さんと糸井さんが岩田さんについて語っている章があるのですが、それが胸にきました…。
・宮本茂さん…任天堂代表取締役。マリオやゼルダ、ドンキーコングなど、名作ゲームの生みの親です。
・糸井重里さん…コピーライター。「MOTHER2」のゲームデザインやシナリオを手がけています。本作のほぼ日刊イトイ新聞の主宰です。
私は幼少期からゲームを楽しんでいる人でした。
ゲーム歴はゲームボーイアドバンスから始まり、64やゲームキューブ、DSやWiiなど、たくさんのゲームで遊ばせていただきました。
私の青春は、任天堂のゲームで遊んだことをなくして語れません。
1人で、友達と、きょうだいと、家族と、親戚と…本当に楽しくて、宝物のような大切な思い出になっています。
今回本書を読んで、こうして楽しい思い出が作れたのも、岩田さんが社長として任天堂を支えてくださったからなんだなと、改めて感じました。
みんながハッピーになるために
「人が喜ぶこと」「人が幸せそうな顔をすること」が好きで、そのためならなんでもしたくなるという岩田さん。
また、すごい方なのに謙虚で「人に敬意を払う」ということも大切にされていたようでした。
岩田さんのそんな考えに感銘をうけ、憧れました。
こういう素敵な考え方を持って、人との関わりを大切にされているから、色んな人に慕われ、尊敬され、たくさんの偉業を成せたのだろうなと思います。
私も岩田さんのように、人の幸せを願って行動できる人になりたいです。
それと、「わからないことを放っておけない」という岩田さんのように、色んなことを吸収して、楽しんで成長して行きたいなぁとも思います。本当に、私に無いものをたくさん持っている方で、憧れます。
皆様もぜひ『岩田さん 岩田聡はこんなことを話していた。』をお楽しみください。
ありがとうございました。
それでは〜(・v・)ノシ