【本紹介&感想】時間を長くするコツは?『仕事の量も期日も変えられないけど、体感時間は変えられる』

こんにちは。紅茶です。

突然ですが、時間って不思議ではありませんか?
楽しい時は早く感じたり、反対に退屈な時は遅く感じたり…大人になってからは子供の頃よりも時の流れが早く感じるようになったりもします。

その時の状況や年齢によって変わるなんて、時間は平等で均一なはずなのに、一体なぜ?

…というわけで、そんな謎が解けそうなこちらの本を読みました。
時間についてわかるだけではなく、日常に活かせるコツも載っており、面白かったので今回ご紹介いたします。


一川誠さんの『仕事の量も期日も変えられないけど、体感時間は変えられる

どうして時間の長さは変わるの?
その謎が心理学を元に解説されており、時間との付き合い方を変えられる一冊です。

目次

どんな本?

基本情報

著者   … 一川誠さん
発売年月 … 2022年7月
出版社  … 青春出版社

ページ数 … 256ページ
ジャンル … 心理学、実用書

内容紹介 & おすすめしたい方

  • 子どもの頃よりも、大人になってからの方が時間の流れが早く感じる。
  • 部屋でスマホを弄っている1時間はあっという間なのに、つまらない会議の1時間は長く感じる。

時間は等しく一定であるはずなのに、上記のようなことが起こるのは一体何故なのだろうか?

本書ではそんな時間の不思議を解説するとともに、体感時間を伸ばしたり縮めたりする方法も教えてくれる。

また、主に心理学、少しだけ哲学や社会学、物理学や歴史など様々な視点からの時間に対する見方の話も載っている。時間に関する知識を浅く広く知れるため、時間学に興味がある方にもおすすめな一冊となっている。

おすすめしたい方

・時間が足りないという方
・タイムマネジメントの本を読む方
・最近時が経つのが早いな、と思う方

読みやすさ 

基本的に読みやすいですが、時折頭を使わないと読めない部分もあります(6章など)。
(そこも面白いのでおすすめです!)

この本の魅力

時間を長く感じるコツがわかる

時間には、誰にとっても平等な時計で計測できる「物理的な時間」と、それぞれ違う「心理的な時間」という2種類があります。

鍵は「心理的な時間」で、それをうまく活用することで、時間を長く感じたり短く感じたりすることができるようになります。本書を読むとそのコツが分かる上に、簡単に取り入れられるものばかりです。

最近どうも時の流れが早く感じる…」という方は、ぜひ本書をお手に取ってみてはいかがでしょうか?

当たり前を見直すきっかけになる

人類の時間の使い方は今と昔では大きく異なり、特に産業革命以降は人間本来の自然な状態から離れ、経済効率を最優先しているものとなっています。

例えば、今当たり前にある「時給」という、時間を切り売りする考え方も産業社会によるものです。

「時給」は体があまり動かない午前でも、体がよく動くようになった午後でも「1時間あたりの価値は同じ」。そうして、人間が本来持っているリズムとは離れた、「物理的な時間」の影響で動くようになっていきました。

変わっていった社会の中で、私たちの時間に対する意識、生き方はどのように変化していったのか。
時間や生き方を考えるきっかけを与えてくれる一冊です。

紅茶の感想

時間について興味があるので、とても楽しく読ませていただきました!

てっきり「体感時間を伸ばす方法」が羅列されているのかなと思ったのですが、日本と海外の時間の向き合い方の違いだったり、今の時給が発生する働き方ができたのは産業革命以降だという話だったり、向き合い方だけではなく、いろんな話を楽しめるタイプの本で勉強になりました。

普段タイムマネジメントなどの本をよく読むよという方は、少し変わり種な本書も読んでみると面白いかもしれません。

子どもと大人の時間の違い

子どもの頃と大人になってからだと、時間の流れが違って感じませんか?
(大人になってからは「え、もう今年終わるの?」みたいなことが毎年起こっています。悲しい…。)

ずっとそれが不思議だったのですが、本書を通してなるほどなぁと納得しました。
大人になっても本書にあるコツを使えば時間を長く感じられそうなので、やってみようかなと思います。

全部紹介するとネタバレになるので、私がやろうとしていることを2つだけ紹介すると…

・日々の出来事を振り返る時間を作る
・新しいものにどんどん触れていく


です。他にも色んなコツが載っているので、ぜひお好きな方法を使ってみてはいかがでしょうか?

ハレとケを大切にする

本書で紹介されていた「ハレ(非日常やお祭り)やケ(日常)を大切にする」ということも私には響きました。

私は「同じような日々の繰り返しだな」と感じることがよくあります。

さまざまな要因がありますが、年中行事を大切にしていないということも要因の1つかもと感じました。季節が変わっても、やっていることや過ごし方は一年を通してたいして変わりません。

日本の古来からある行事だったり、二十四節を意識することも、時間を大切にするということと同義なのかも知れません。

これから先いくつになっても、子どもの頃のようにいろんなことに感動して、毎日楽しく生きていたいものです。本書で得た知識を活かしつつ、そうなれるように努めたいです!

皆様もぜひ『仕事の量も期日も変えられないけど、体感時間は変えられる』をお楽しみください。

ありがとうございました。
それでは〜(・v・)ノシ

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