【本紹介&感想】絵本から学ぶ『絵には何が描かれているのか』

こんにちは。紅茶です。

今回ご紹介する本はこちら。

絵には何が描かれているのか 絵本から学ぶイメージとデザインの基本原則

絵を見るとどうして感情が生まれるの?
絵本作家ならではの方法で、絵について解説している一冊です。


目次

どんな本?

基本情報

著者   … モリー・バングさん
翻訳者  … 細谷由依子さん

発売年月 … 2019年11月
出版社  … フィルムアート社

ページ数 … 148ページ
ジャンル … イラスト・芸術

B5サイズの少し大きめな本です!
外出先で読むよりは、家で読むのに向いているかも?


内容紹介 & おすすめしたい方

絵を見て不安になったり、反対に安心感を感じたり、様々な感情が生まれるのはなぜか

線、色、形、空間の使い方など、それらを変えることで感じ方がどう変わるのか…

絵本作家モリー・バングさんならではのイラストを元に解説している。

おすすめしたい方

・絵本が好きな方
・絵をより理解したい方
・絵を見て何故感情が浮かぶのか知りたい方

読みやすさ 

見開きで、片方のページにイラストを大きく乗せ、もう片方のページにそのイラストを参考にした解説をしています。

そのため、本文自体少なめです。

そして余白も多いので、サクサクと読めます

この本の魅力

絵の見方が変わる

これまでは絵をかな〜り曖昧な見方しかできていませんでした

ですが、読了後は「なるほど、ここがこうなっているからこう感じるのか」と以前よりはわかるようになりました

絵の不思議を体感できる

最初の章では「赤ずきんちゃん」を題材に解説が始まります。

モリーさんのイラストは、なんとただの赤い正三角形を赤ずきんちゃんとし、木はただの黒い長方形狼は尖った黒い三角形が3つのみ

(そこから少しずつ要素を足していきますが、足される要素もシンプル!)


全てがとてもシンプルに描かれているのに、ただの三角形や長方形なのに、ちゃんと赤ずきんちゃんの場面の一部に見えるんです。

紅茶の感想

この本で得た知識を、いつもの絵柄のイラストにすぐさま利用できるか?と言われると難しいかもしれません。

ですが、知っているのといないのとでは違うかも、と思います。


この本では解説はかなりサラッと終わるので、もっと深く知りたい方は、別の本も読んでみるのをオススメします。

私もシンプルな形でいろんな場面を表現してみようと、2つ描いてみました。


描いてみました①

1つ目はこちら!デデン

この絵は
雪の次の日の快晴の朝。晴れ晴れとした気持ちで外を歩いていた。ふっと顔を上げると、白いウサギがジッとこちらを見ていた」 場面です!


…長いですね。

左上の丸は日の光
ウサギは世界と一体化させつつも目を引く感じにしたい = 体は雪と繋がらせ、瞳を目立つ赤
・雪の柔らかさを表現するために線を丸く
・ウサギを少し上に配置することで若干の神秘性を感じられるように…


皆様に私が狙ったように見えているといいのですが…難しいです…( ; _ ; )


描いてみました②

それでは、2つ目です。デデン


この絵は
森で怪我をしたドラゴンを助けたら、お礼に花をもらった」場面です!


完全にドラゴンを描き込みすぎました。シンプルはどこへ?

可愛らしい感じにしたかったので、ドラゴンに丸み
・木の高さとドラゴンを同じくらいにすることで、ドラゴンの大きさを強調
・女の子が持ってる謎の半円形は、カゴです!




絵は以上です。
本で学んだことをうまく活かせたかは微妙ですが、とっても楽しかったです!


皆様もぜひ『絵には何が描かれているのか 絵本から学ぶイメージとデザインの基本原則』をお楽しみください。

ありがとうございました。それでは(・v・)ノ

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